パナソニックの
Deep Learning - ディープラーニング - 顔認証システム「FacePRO」
ディープラーニング顔認証システム「FacePRO」
この顔認証サーバーソフトウェアの特徴は、ディープラーニング技術をセキュリティ分野に応用した点。ディープラーニング(深層学習)という新しい技術を取り入れることで、顔認証において従来のものよりも「高精度」での照合が実現可能に。さらに「システムコスト低減」や「拡張性」など、多大なメリットをお客様に提供できるようになりました。
世界最高レベルの顔認証性能を実現※
「斜め顔」や「経年変化」、サングラスやマスクによる「部分隠微(※2018年中に対応予定)」といった要因が重なると、従来品では検知が困難な場面がありましたが、新システムではこれらの課題を解決。左右45度、上下30度の顔向きが付いた状況下においても本人照合が可能に。「経年変化」、「部分隠微」も同様に、ディープラーニングと呼ばれる機械学習手法と、誤りを抑制する類似度計算手法を組み合わせた独自のアルゴリズムにより、精度の高い照合を可能としています。
※NIST(IJB-A) の評価基準において世界最高水準を達成(2017 年4 月NIST 公開)
カメラ側でベストショット画像のみを送信、システムコスト低減へ
旧システム概念図:カメラから送出される大量の映像からサーバーが顔情報を切り出し保存
新システム概念図:カメラからは顔情報のみをを切り出しサーバーに送出する
具体的には、別売の当社製i-PRO Extremeシリーズとの組み合わせにより、撮影した同一人物の複数枚の顔画像から、顔認証に適した数枚の「ベストショット」だけをカメラ側で自動的に厳選し、サーバーに送ることができるようになりました。これにより、ネットワークに負荷をかけることなく、顔認証に適した高画質画像を送ることが可能となります。
これまでは膨大な映像をカメラからサーバーに送り、顔がはっきりと写っている画像の選択や画像処理などの作業は、すべてサーバー側で行うことが一般的であり、ゆえにサーバーに過度な負荷がかかっていましたが、これら一連の作業をカメラ側で行うことで、サーバーの負荷も軽減。HDD使用量も抑えられ、1サーバーあたり最大20台のネットワークカメラを接続できるようになります。
最大3万顔が登録可能に。高いシステム拡張性も
さらに、当社i-PRO 監視システム用クライアント・ソフトウェアWV-ASM300、WV-ASE231Wによる統合管理にて、顔検知、顔照合、レコーダーの録画映像による追跡を、同一GUI内で実現。業務の一元化が可能となります。
パナソニックでは、これら顔認証サーバーソフトウェア「FacePRO」を用いた関連システムで、お客様それぞれのニーズやお困りごとに寄り添った提案をして参ります。どうぞ今後のパナソニックのセキュリティソリューションにご期待ください。
シーン:ショッピングモール
ケース:監視センターにお客様から人(迷子のご友人)探しの依頼があった場合
解決策1:お客様のスマートフォンに保存されている(迷子のご友人の)顔写真からショッピングモール内の監視カメラに写り込んだ顔と照合して当該人物(迷子のご友人)
解決策2:監視センターからショッピングモールの巡回警備員へ指示し、発見した人(迷子のご友人)を監視センターへ案内することでお客様のお困りごとを解決
「ショッピングモールでの人探し」のソリューションは..
ディープラーニング顔認証システム
- 従来認証困難だった左右45度や上下30度の顔向きが付いた角度やサングラスやマスク等で一部顔が隠れている場合でも認証可能
- 顔認証用インテリジェントカメラにて顔認証に最適な顔画像を撮像し、且つ顔認証に必要な画像のみを提供。高精度とシステム・コスト低減を実現
- 顔認証システムと監視システムを同一GUI で統合管理し、より効率的、利便性の高い運用実現
監視センターから巡回警備員にリアルタイムな情報と音声で指示
- 巡回警備員の視点の映像も録画可能
- ディープラーニング顔認証システムの画面共有で、巡回時に必要な「顔情報」も共有
- NIST 世界最高水準評価の照合制度と、カメラ/サーバーの分散処理で多拠点・大型施設での運用を実現